こんにちは、教務部のコウキです。
前回ブログで保育園の園長先生をお招きした際の様子をご報告しましたが、
今日は施設の先生をお招きしてお話を伺った3年生の講談の模様をご報告します。
お招きしたのは来春(平成22年)
開所の重度身体障害者生活支援施設「たっち ほどがや」の
小館先生と永藤先生のお二人です。
はじめに小館先生より、施設の母体である社会福祉法人十愛療育会の
事業内容・職員の状況や基本理念・指針といった福祉施設についての基礎知識、障害とはどのような状態をさすのか、職員の行う支援の内容と目標についてお話をしていただきました。
福祉サービスを安定・継続して提供することの大切さと、
そのためには職員が努力していくことの必要性についてのお話が印象に残りました。
つづいて永藤先生より、実際の現場を例として取り上げて
福祉施設の概要や施設での1日の生活の流れ、
プログラムの内容などについてお話をしていただきました。
プログラムの内容等、写真を用いて説明していただき、
保育所の活動との違いが良く理解できました。
前回と同じく最後に質疑応答を行いましたが、
みんな学校生活最後の実習前でもあり、
またこれから施設への就職も視野に入れている学生もいて、
・「施設が求める人材とは?」
・「どんな人がよい良い職員ですか?」
・「勤務形態について」
・「給与面について」
・「就職試験について」など活発に質問がなされました。
それらに対する回答のなかで、小館先生からの
・「職員がいてはじめて事業が成り立つ、仲間がいて施設が成り立つので、
何よりも職員が"継続"して勤務することが大切です」
・「利用者・子どもにとってその人が良いスタッフかどうかが問題であり、
常に勉強して資質を向上し続けることが必要です」というお話、
永藤先生からの
・「"継続"も同じことを繰り返すだけでなく、
当たり前のことと思わずに常にこれでよいのか?と自身に問い続けることが大切です」
というお話が特に心に残りました。
ガイダンスの後、「たっち ほどがや」への見学希望者を募ったところ
20名を超す学生の手が挙がり、徐々に就職に向けて意識が高まっている様子がうかがえました。
みんな、頑張れよ!!