横浜保育ブログ

2013年11月13日
 ■  卒業生講話②

2人目は、今年の3月に卒業した(4期生)のUさんです。

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Uさんは、川崎にある乳児院に就職しました。


karaokeUさんが乳児院への就職を希望したいきさつを教えてください。

「私は、two年次の施設見学でこちらの乳児院に行き、直感でここで働きたい!と思いました。

それからは、乳児院に就職するにはどうすればよいか、いつも先生に相談していました。おかげでtwo年生の施設実習とthree年生の選択実習を乳児院でさせていただいたことは、とても幸せだと思います。

でも実習に行ってみると、"これが乳児院かぁ"と思い、辛いこともありましたね。」


karaoke就職活動はどのように行いましたか?

「就職活動は、この施設から求人票がくるのをずっと待っていました。
何度も電話をして求人票がくるかどうか確かめましたが、なかなかこなくて。
11月に入り、やっと求人票がきて、12月に試験、1月に結果がでたので、決まったのは他の学生より遅かったですね。

ここに就職をしたい!と決めて、求人票が来ることを待つのもよいと思います。妥協して後悔するよりは待っていてよかったと思いました。」


karaoke3ヵ月後に施設実習を控えている2年生に、実習のアドバイスをお願いします。

「実習は、自分が何を学びたいか!を明確にしないと、なかなか実感できません。目的をもって臨まないと、ただただ時間が流れていくだけです。
施設によって学ぶことや目的が異なると思うので、自分でよく考えて臨んでください。

また、事前学習もとても大切です。自分が行く施設には、どのような子がいるのか、どんな障害があるのか、などを調べておくとよいと思います。

今の施設にもたくさんの実習生がきますが、風邪を引いて実習を休むことがよくあります。実習中は子供から風邪をもらうことも多いので、普段以上に、睡眠などの体調管理をしっかりするよう心がけてください。」


karaoke今、乳児院に就職をして思うことは?

"受け止める"とか"向き合う"ということは、言葉で言うと簡単なことですが、実際には、ものすごく大変で、エネルギーがいります。

私たちにかまって欲しくて自傷行為をする子どももいますが、そこで、『ダメでしょ!』と言葉で言うのではなく、優しく抱っこしてあげることが大切だと私は思います。

私は、今、3ヶ月の赤ちゃんの担当をしています。その子が新生児の頃から受け持っていて、担当の子を受け持つことで、より充実し、楽しくなりました。
皮膚科に連れて行ったり、その子の洋服を買いに行ったり。まるでお母さんのようです。もう少しすると一緒に外出もするんですよ。

乳児院は普通2歳くらいまでしかいられないので、大きくなったら一緒に過ごしたことは覚えていないと思います。でも、その時に受けた愛情は一生残ると思うので、私は、たくさんの愛情を注ぎたいと思っています。


就職して半年、子どもへの愛情があふれるUさんに、会場全体が聞き入っていた講話会でした。

投稿者 hoiku_blog : 2013年11月13日 08:44

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