情報科学専門学校公式ブログ
2006年6月13日
 ■  ゼミ研究 ただいま奮闘中!

初めまして、情報セキュリティ学科の先崎(せんざき)です。今日は、情報セキュリティ学科でいま一番アツい話題をご紹介しましょう!

第一期生のみんなも3年生になり、それぞれが3つのゼミに分かれて4月から研究をスタートしています。
3年生と4年生の2年間で、それぞれが興味を持っているテーマについて研究し、その集大成として卒論を発表します。(これができないと卒業できないからね・・・)

そこでいまどんな研究をしているか、各ゼミで奮闘している先輩たちにインタビューしました!


【セキュアソフトウェアゼミ】

-研究テーマは生体認証だったね?
Nさん「はい。私たちのチームでは、生体認証のしくみを理解し、自分たちで生体認証システムを構築することが研究目的です。」

-具体的にはどうやってるの?
Nさん「生体認証システムには、コンピュータやネットワーク、ソフトウェアなどすべての要素が絡んでくるので、ソフトウェアゼミから3名、サーバゼミから1名、ネットワークゼミから1名の合計5名でチームを組んで研究しています。」

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≪朱肉で指紋を採取!≫

-いま一番必要なものはある?
Nさん「いまは指紋認証に取り組んでいて、普通のスキャナでどこまで認証に必要なデータを取り込めるかを調査しているところです。チームで作業分担をしていて、みんなの都合を合わせていくのは難しいですが、試行錯誤でなんとか進んでます!
いま一番必要なのは、みんなが出席することです(笑)。」

-"出席"かよ(笑)


【セキュアサーバゼミ】

-なにを研究テーマに選んだの?
M君「僕はユビキタス社会におけるプライバシー保護を目的として、ICタグを利用した情報管理をテーマに選びました。これから年内で、半径1m以内に存在するICタグを検知する仕組みをWindowsXPを使って構築する予定です。」

img_m_t.JPG
≪ICタグ(RFID)のリーダーが見えますね≫

-"ユビキタス"について説明して
M君「"ユビキタス"というのは、言い換えれば『どこでもコンピュータ』ということです。近い将来、僕らの身の回りにある家電製品すべてにコンピュータが使われていくときに、やはりセキュリティが大事になってきます。」

-セキュリティが大事なんだね
M君「はい。これからはITに詳しくない普通の人たちにこそ、セキュリティが重要になってきます。研究をしていく上で、ICタグの設備が必要なんですけど・・・100万円くらいの。
あ、でもこの前、IT関連の展示会へ行ったら、3万円くらいの設備が今度出るって言ってました(笑)。」

-そっちを先に言え!(笑)


【セキュアネットワークゼミ】

-いまどんな研究をしているの?
S君「僕はLinuxについて研究しています。『LinuxはWindowsより安全なのか?』をテーマに、システムコストや可用性、必要となるセキュリティ、今後の展開などについてこれから調査していこうとしています。」

-けっこう広範囲に調べる必要がありそうだね
S君「はい。すでにアメリカで調査されたテーマなのですが、そのときでは調査に1年間かけています。
ただ、1990年代の研究ということで、当時とは社会もコンピュータも大きく変わっていますから、新たに日本で調査する意義は大きいと思っています。」

-苦労していることはある?
S君「アメリカでの調査ということで、報告書や論文がすべて英語で書いてあって(笑)・・・でも、がんばります!」

img_s_t.JPG
≪英語!英語!英語!≫

-正確に訳さなくても、大まかな意味が分かればいいと思うよ


いかがですか? みんな苦労してますねぇ。

普通の授業は先生の話を聞くことが多くて、いってみれば「受け身」の勉強。
ゼミナールは、自分で課題を設定して自分で解決策を考える、つまり「攻め」の勉強といえるんじゃないかな。

未知の分野に勇気と熱意を持って踏み込んでいく、『フロンティアスピリット』がゼミナールには最も必要だね。

といっても、第一期生のみんなが一番欲しいのは、卒業に必要な単位かもしれないけどね。
(゚∀゚)b


投稿者 isc_blog : 2006年6月13日 20:48

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