情報科学専門学校公式ブログ
2006年9月30日
 ■  なぜ試験を行うの?

情報処理科の教員、秋山です。今週火曜日から2・3年生の前期試験が始まりました。期間は実質3日間です。この試験結果をもとに前期成績が算出されるのですが、学生にとって試験は"できるだけ避たいもの"というのがホンネでしょう。では、なぜ試験を行うのでしょうか?

 試験は、これまで学習した内容をどれだけ習得しているか、それを担当教員と学生が互いに共有して、次の展開につなげるために行うものだと思います。ですから、試験や成績の結果を見て、その後に何もせず終わってしまうのでは、試験を行う意味がありません。例えば、試験で80点をとった場合、点数だけで判断すれば"合格"です。しかし、ミスした箇所が特定の分野に集中していれば、80点でも"不合格"と考えるべきなのです。そのような分野を見つけて、もう一度学習しなおすために試験を行うのです。ぐらつく土台にものを積み上げても、いつか土台は崩れてしまいます。

 とはいえ、私の学生時代のホンネも、試験は"できるだけ避けたいもの"でした。試験を本来あるべき姿にもっていくために、試験に対する担当教員と学生の意識を合わせることから始めましょう。

投稿者 isc_blog : 2006年9月30日 09:12

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