情報科学専門学校公式ブログ
2006年11月30日
 ■  アイデア、アイデア

流通ビジネス科教員の青山です。

今日は「アイデア」のおはなしを少し。
流通ビジネス科の授業では「発想法」の実習もあります。
発想法とは、その名のとおり「アイデアを出す」ためのトレーニング方法のこと。
社会人として楽しく創造的に仕事をしてゆく上で、そして組織で必要とされる人材になる上で、豊かなアイデアは欠かせません。
かのサッカー日本代表オシム監督は「プロサッカー選手にとってもっとも大切なのはアイデアだ」と言っているそうですが、これはサッカー選手に限らず、プロとして働くすべての人にもあてはまります。
さらにこれからの社会は、「多くのモノを生産する人が評価される【工業社会】」から「多くのアイデアを生み出す人が評価される【知識社会】」に移行してゆくといわれています。まあ、難しいことはさておき、いろんなアイデアのわいてくる毎日の方がきっと楽しいですよね!

さて、その発想法の授業で、「マンダラート」という方法を学習しました。これは、新製品開発などに用いられる手法です。やり方は簡単。紙を用意し、大きく正方形を書いて、これをマルバツゲームの要領で線を引き、9つのマスに分割します。そして、できた真ん中の四角の中に、開発したい商品の素材や解決したい問題を書き込みます。あとはその周囲の8つの四角に、中央に書いたものから連想される事柄を書いていく、というもの。これを何段階か繰り返すと、素材や問題にまつわる意外な性質や、組み合わせることのできる新しい機能などが垣間見えてくるというのです。

aoyama061130IMG.JPG

というわけで、「さあ、新商品の企画を自由に考えよう!」と意気込んだものの、最初はみんななかなかアイデアが出ず、空欄が埋まりません。でもしだいに「何でもアリなんだ!」と日ごろの「常識の縛り」から解放されてくるにつれて、斬新なアイデアが出てきました。たとえば「紙でできた折り紙式和風PCマウス」「動物のように動き回り、簡単には携帯できない携帯電話」などなど...。他にも思わず笑える奇抜なアイデアも飛び出し、思いのほか盛り上がりました!

豊かな発想の世界を、どれだけ自由に飛び回ることができるか。その「遊びのテクニック」をやしなうことも、とっても重要な勉強なのだと思います。

投稿者 isc_blog : 2006年11月30日 15:54

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