情報科学専門学校公式ブログ
2007年9月 6日
 ■  U-20プログラミング・コンテスト最終審査会

ネットワークシステム科教員の水谷です。
最近使ってみたい言葉があります。それは「どんだけ~」というやつなのですが、一体どんな場面で使うのか、もう一つ理解できない今日この頃です。やっぱり歳かな。

さて、今回は「U-20プログラミング・コンテスト」の最終審査会に進んだ、ネットワークシステム科3年の飯島諒亮くんを紹介します。

「U-20プログラミング・コンテスト」は20歳以下の若者のためのプログラミングコンテスト。入賞すれば経済産業省から表彰されるお墨付きです。第28回目の開催になる今年は、全国から108件の作品が寄せられ、飯島くんは、なんと個人部門で、入賞を果たしました!

おめでとう!!素晴らしい! v(。^□^。)v

で、この9月1日(土)、入賞者10組が一堂に会して「最終審査会」が行われ、入賞者自らが作品をデモ&プレゼンテーションして、最終的な賞(最優秀、優秀、入賞)が決まります。
(結果は9月11日頃に発表される予定)

そんな「最終審査会」に臨んだ飯島くん、かなり頑張ってました。

審査員は総勢8名。日本におけるインターネットの基礎を築き、またC言語のリファレンス本であった「The C Programming Language」(通称「K&R」)の日本語版「プログラミング言語C」の訳者としても有名なサイバー大学の石田晴久先生、「Ruby」というプログラミング言語を開発した、まつもとゆきひろさんなど、錚々たるメンバでした。

さて、飯島くんの作品は「円周率計算分散処理アプリケーション」。RMI技術を使ったネットワークプログラムです。 15分間のプレゼンは、「開発動機」から始まり、好調な滑り出しを見せましたが、「機能説明」でのデモンストレーションでトラブル発生。事前の確認では、すんなり動いていたプログラムが、なんと動かず、どうにもなりません(パソコンがスタンバイ状態になっていたようです((>_<。)。。エーン )。

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<錚々(そうそう)たる審査員の前でのプレゼン。出足好調でしたが・・・>

しかし、なんとか急場をしのぎ、「作品のアピールポイント」「今後の課題」と繋いでプレゼン終了。とても緊張感のある15分でした。お疲れ!

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<プロジェクタに投影された飯島くんのアプリケーション。かつ目せよ!>

しかし、安堵するまもなく、今度は審査員との質疑応答。面白いプログラムだと誉められる一方で、画面設計の再検討、プログラムの根幹である「モンテカルロ法」に対する疑義(本当にこの手法で円周率が正確に求められるのか)、セキュリティ対策などなど、かなり厳しい指摘が相次ぎ、これまた緊張の5分間でした(私だけ)。

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<プレゼン後は審査員からの質疑。厳しい指摘にも余裕の応答。さすがです!>

で、発表終了。席に戻ってくるかと思ったら、会議室の外に連れ出され、カメラ撮影&取材。飯島くん、なかなかハードなスケジュールを淡々とこなしていました。素晴らしい!

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<発表が終わると、ホッとする間もなく今度は取材>

午前中のプレゼンが全て終わった昼休み。プレゼン中に動作しなかったプログラムを会議室後方で、再度動かしていたら、サイバー大学の石田晴久先生はじめ多くの審査員の皆さんが見に来てくれました。感謝感激雨あられ・・・。

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<昼休み。飯島くんの作品を覗き込むサイバー大学の石田晴久先生!>

最終審査会は午後も引き続き行われ、合計10組の入賞者がプレゼンしました。どの作品も力作揃いで、どの作品にも「キラッと光るもの」がありました。本当に素晴らしい審査会でした。皆さんも是非、来年、エントリーして最終審査会に残って欲しいと思ってます。飯島くんの賞が確定しましたら、またお知らせします!

投稿者 isc_blog : 2007年9月 6日 10:49

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