情報科学専門学校公式ブログ
2007年11月13日
 ■  後輩を想う気持ち【第7回卒業生トークライブ】

こんにちは、ネットワークシステム科教員の水谷です。
よく「あなたが尊敬する人は?」という問いを耳にします。
かなり答えづらい質問に思えるのですが、皆さんなら、どんな回答を用意しますか。

尊敬という感情は"人に対して"というより、"人の行為に対して"湧き上がるものです。
つまり、はじめの問いは「あなたは人のどんな行いを尊敬しますか?」と解釈するべきで、
その方が、より質問趣旨に合致した回答になり、自身の価値観を明確に表現できる結果にもなるのでないかと考えます。

さて、11月10日(土)に第7回目になる卒業生トークライブが行われました。
今回、トークを行ってくれたのは、
ソフトバンクBB株式会社
 ネットワーク本部 高度ネットワーク部 ネットワーク情報管理課
 宇野淳(あつし)さん。

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<自らの就職活動体験を語る宇野さん、在学時からの風格変わらず>


平成16年度ネットワークシステム科卒業の宇野さんは、プログラミングクラブ「IP Factory」を本校に立ち上げてくれたメンバの一人で、クラブ名の名付け親。そして、その成果を「ルータシミュレータ『Mercury』の開発」による U-20プログラミングコンテスト「団体部門入賞」という多大なる栄誉で結実させてくれました。

「『実践的プログラムの開発をしたい』という後輩の思いを実現する場になれば・・・」というのがクラブ設立の理由。そして今回、トークライブを依頼した時も、部門の「問題解決」案件にリーダの片腕として奔走し、残業に明け暮れる毎日の中、「自分の経験が後輩の役に立つのであれば・・・」ということで、講演を快く引き受けてくれました。感謝です!

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<真剣に聞き入る在校生の皆さん、就職頑張れ!>

トークライブ当日は、あいにくの雨でしたが、来年就職を控えた情報処理科1年生の皆さん、就職活動は再来年でも同じ学科卒の先輩の話を聞こうというネットワークシステム科の1年生の皆さんが大勢参加してくれました。

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<人との出会いや経験、想いの大切さをお話してくれました>

資格試験の勉強はもちろん、様々な環境に身を置くことで新しい自分が見えてくること、クラブ活動やインターンシップが、そのための絶好の機会になることを自らの体験から話してくれた他、
 ・ネットワークエンジニアであっても、プログラミングの知識は不可欠であること
 ・各自で漠然と決めている就職活動開始時期の少し前から活動を始めること
 ・面接試験に役立った本の紹介
などなど、宇野さんのトークには在校生の皆さんへのアドバイスがたくさん散りばめられていました。

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<トーク終了後、さらに突っ込んだ質問が・・・>

トーク終了後は、さらに突っ込んだ質問も・・・。在校生の皆さんの積極的な姿勢が見られました。素晴らしい!
で、話はネットワークエンジニアが作成する設定ファイルにおよび、中継装置の数が大量になると、いちいち人の手で設定ファイルを書いていないことなど、非常に興味深い話を聞くことができました。一同感心しきりです。

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<おっと、ミニレクチャが始まった。>

宇野さんの、学校に対する想いや後輩に対する想い、そしてその想いを実行する行動力・・・、私は尊敬しています。これからも後輩たちを陰に日向に見守って下さい!そして、在校生の皆さん!就職活動が本格的に始まるまであとわずか。ともに頑張りましょう!

投稿者 isc_blog : 2007年11月13日 18:17

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