再びの登場になります、オノデラです。情報工学科のセンセーしています。
それでは予告どおり(って、覚えてないでしょうけど)に、ウチの学科の授業について、チラッと説明をしたいと思います。今回は 情報工学特論 という授業についてです。
情報工学特論は、情報工学科3年生の授業です。この科目をご指導いただいている先生は、清水優史先生です。清水先生は東京工業大学の教授として流体や制御などに関する研究 に携われており ます。そして本校(新横浜校)には、客員教授という形でお越しいただいています。『教授!』と聞くと 何かカタソーでコワソーな感じですが、清水先生はとても優しい、白いお髭の素敵な先生です。
(ちなみに下の写真は、傘の骨をペンチで曲げて針金代わりにしようと工作している清水先生のお姿です)
この授業で行っていることは「センサー技術とモーターを用いて自走するロボットの作成」です。タッチセンサーや光センサー、モーターの原理を学んで、それらの特性を実験で測定してロボットの設計と作成をします。こう書くとエラク難しそうですが、実際は何種類かのロボットキットを用い て作成していますので、難しい電気知識など無くても楽しく実験と作成をすることができます。
以下が今週の授業風景です。これはLEGO社のMINDSTORMSというロボットキットを用いて作成した、決められたコースをなるべく早く完走するロボットのテスト走行の風景です。壁を伝ってゴールを目指したり、衝突した回数を数えて向きを変えたり、作成班ごとに様々なアイデア を盛り込んだロボットを作成しています。
どうです?楽しそうでしょ?
実はこの授業で本当に学んで欲しい事柄は、『センサーなどの技術知識について』ではなく、『考えて色々工夫をすることやアイデアを生み出すことの楽しさ』についてなんです。
ロボットの競技として有名なのはNHKでも放送されているロボットコンテスト、通称 ロボコン (http://www.official-robocon.com/)がありますね。清水先生はロボコン実行委員会の中心的人物なんですよ。先の日曜日に高専ロボコン全国大会が東京の国技館で開催されていたので、個人的に観覧に行ってきました(実は毎年見に行ってます)。本格的なロボット同士のアイデア対決は、たいへん楽しめました。皆さんにもオススメです。
(下の写真が会場の風景です。司会者のアナウンスでは、「Mr. ロボコンこと東工大の清水先生」と紹介されていました。)
さすがにロボコンほど本格的ではありませんが、ロボットを通してアイデアを出して実現させる楽しさを味わう授業、あなたも受けてみませんか?
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