横浜医療情報専門学校ブログ

2008年2月19日
 ■  卒研紹介006/Webカメラを用いた手形状認識アルゴリズムの必要性

こんにちは、メディア工学科(平成19年度より情報工学科に統一)の西村です

私たちは、「Webカメラを用いた手形状認識アルゴリズム」の研究をしています。

皆さんの周りにもPCの操作が苦手な人がいらっしゃるのではないでしょうか?
キーボードの配置がわからないとか、マウスカーソルを自分の思った場所に持っていけないなど、慣れないと上手く使えない人もいるかと思います。そこで今より直感で使えるインターフェースの提案が必要だと考えました。

どのような物を作れば使いやすいか考えたとき、自分の体で直接的に操作できるものがよいのではと言う話になり、カメラで手を撮ってその手の形によって操作できれば感覚的でより多くの人に使いやすいものになると考えました。
そこで私達は、Webカメラから取得した手によって操作するための画像処理研究をすることに決めました。

このアルゴリズムで作ったシステムの例
以下のようにカメラから取り込んだ指の本数によって、パソコンに表示される画像を変えることに成功しました。あとは、使用目的によって割り当てる処理を変えればユーザが求めるシステムを指で操作することも可能になります。

カメラから取り込んだ指           パソコンに表示される画像

1本:カラー画像
1hon.jpg

2本:グレースケール
2hon.jpg

3本:二値化
3hon.jpg

4本:HSVを無理矢理RGBに代入したもの(HSVは肌色抽出に使用)
4hon.jpg

5本:指部分の抽出画像
5hon.jpg

将来、この技術を利用してテレビ・エアコンなど、自分の手をリモコンにして操作する用になる時代はそう遠くないと考えています。
現在は、手形状認証で操作できるパソコンのシステムを作成しています。ぜひ興味のある方は、2月23日(土)に行なわれる卒業研究発表に来てください。


投稿者 iscs_blog : 2008年2月19日 13:37

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