こんにちは。
今日は寒くなってしまいましたね。
横リハがブログ更新をする日は何かと天気が悪いですが
めげずにがんばりたいと思います。
さて、今日は小児領域のリハビリテーションを学ぶのに欠かせない存在
のんちゃんに密着してみました。
のんちゃん
身長:50cm
体重:3000g
特技:男の子にも女の子にもなれる。
この首が据わっていないところや力の抜けた感じが正に新生児。
普段は教務部の棚の中でおやすみしているのんちゃん。
今日は1年理学療法学科Bクラスの「人間発達学」の授業に出動です。
担当教員は関西出身で、ご家族とは関西弁で話す
理学療法士の田中先生。
人間発達学では正常児(定型発達児)の発達について勉強します。
子供には成長すると消えてしまう反射があるなど、身体機能や構造自体が特徴的です。
まずは正常な状態を勉強してから病気や障害、さらに理学療法・作業療法を学んでいきます。
赤ちゃんの運動発達の理解を助けてくれるのがのんちゃんなのです。
※のんちゃんは体の動きがはっきりとわかるよう、一肌脱いでおります。
(おなかがかわいいです)
ちょっと恥ずかしいですが、ご了承ください。
1年生が今勉強しているのは月齢別の動作の特徴です。
赤ちゃんは生まれてから歩き始めるまでの間にいろんな動きをして
一人で歩くためのトレーニングをしています。
まずは先週の復習から・・・。
小さい田中先生が付いている「くじ」で決まった学生が先週のおさらい。
月齢ごとの動作の特徴を発表していきます。
3人で相談してOK。
足の状態で動きに特徴があったり
(難しく言うと「下肢は屈曲位を取り、キッキング運動を行う」といいます。)
3ヶ月くらいになると手と手を合せるような動きをします!
(難しく言うと「手と手の協調運動」というそうです。)
どんなに難しく言ってものんちゃんがその動きをすることで、イメージがはっきりします。
のんちゃん大活躍ですね!
そして今日の授業は4~5ヶ月齢の特徴です。
ここでものんちゃんが大活躍です。
赤ちゃんは仰向けになり、自分の足を持ち上げて手で触ったりするようになります。
確かに赤ちゃんがこんな姿勢をとることがありますよね?
このような動作が、立ち上がって歩き出すために必要な筋肉のトレーニングになっています。
こんな動きも、実は一つ一つに成長していくための意味があるんですね。
赤ちゃんてすごい・・・。
ちなみに、写真の教材プリントは田中先生のお子さんの写真です。
ご協力ありがとうございます。
みんな一生懸命メモしたり、マーカーをひいたり・・・
一年生から覚えることがたくさんありますが、一つ一つが患者様の生活に関わってくる大切な知識です。
頑張れ!!
小児領域のリハビリテーションについて
リハビリテーションの中でもいくつか分野に別れていて
小児領域はその中のひとつです。
生まれてきたときに何かしらの影響で脳に障がいをもってしまうと
その障がいを持った状態で発達していきます。
たとえ障がいが残ってしまっても、患者様の潜在的な能力を引き出し
体の機能の発達を促すことが小児領域リハビリテーションの重要な役割となります。