在校生インタビュー:住宅メーカーからのキャリアチェンジ 佐藤貴行さん

またまた本校在校生にインタビューに応じていただきました。

今回は理学療法学科3年佐藤貴行さん。

この春から4年生に進級し、実習を控える佐藤さん。

リハビリに進路を決めたきっかけを伺いました。

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【子供の頃から持っていた建築への想い】

 小学校の頃から「家を作る仕事ってカッコいい」と思っていました。もともと、叔父が大工の仕事をしていたことに影響され、物心ついたときから何かを組み立て、作り上げていくということに興味があったんです。基礎作りから始まり、日々家を形にしていくという建築の仕事にすごく面白さを感じて、将来は自分も広くて大きな家を建ててみたい、と思っていました。

 中学・高校の科目選択では得意だった理系科目を選択。そして高校3年で建築関係への進路を考えた時に、自分は理系の中でも計算や細かい作業が好きだったので、大工として自分が作業をして家を建てるよりも、自分で家の設計をして、それをどう実現するかを考える方が面白そうだと思ったので、建築士の道を選びました。

 

 大学では、デザインや設計が得意な同級生からの刺激を受けながら、充実した学生生活を送りましたし、授業の中では、バリアフリーに関する内容をとても興味を持って学びました。バリアフリーは、建物に施すことで具体的に便利になる様子が分かりますし、少しの工夫で、建物を利用する方が自分でできることを増やすサポートができます。ユニバーサルデザインなどにも非常に興味が湧いたので、在学中に福祉住環境コーディネーター試験2級も取得しました。

 そして、卒業後は4年間学んだことを活かし、住宅メーカーへの就職を決めました。

 

【医療分野へのキャリアチェンジのきっかけ】

 就職して2年目に入り、仕事に慣れ始めて少し周りが見えるようになると、実は「このままでいいのかな」と思い始めたのです。

 そのときの仕事はアパートの事業計画に関わることが多く、建物へのこだわりよりもコスト削減やオーソドックスな設計が求められました。また、現場に出ることも少なく、皆で一緒に何かを造り上げている、という感覚があまりありませんでした。その中で一生この仕事をしていくというイメージが持てず、キャリアチェンジを考え始めたのです。

 改めて、建築以外の進路を考えたとき、真っ先に思いついたのは「医療」という分野でした。

 

 もともと小学校からサッカーをしていて、その中で、大学時代に腰や膝を痛めて通っていた接骨院で柔道整復師の先生にお世話になっていました。その方に施術と合わせてインソールも作ってもらったところ、体のバランスがとても良くなったという経験がありました。

 自分の体の改善点を根本的な要因から見つけ出し、それに対処をしてくれた先生をとても尊敬しましたし、同時に医療という仕事にとても魅力を感じたのです。そのことを思い出し、また、医療の仕事であれば人と接する機会も多いと思ったので、新しいキャリアとして医療に関する仕事を調べ始めました。

 その中で理学療法士(PT)を知ったのは、正にPTとして働いていた友人のお姉さんの話を聴く機会があったからです。その時、PTの仕事は、患者様の現状を分析し根本的な原因を探り、そこに対処するという、自分が興味のある取り組み方ができる仕事だということを知りました。また、「直接人と関われる仕事」だということが決め手となり、そこからPTを目指すようになりました。

 

【学校選びと横リハでの学生生活】

 今までとは全く違う分野でのスタートだったので、学校選びの際は基礎からしっかり学べて、かつ先生方の指導がしっかりしているところ、ということを基準に選びました。また、PTを目指すきっかけを下さった友人のお姉さんからも、早く現場で働き出せる3年制よりも、理論もしっかり学べる4年制の方がいいとアドバイスを頂き、横リハを薦められたのです。

 学校説明会に参加してみると、先生方が全員出てこられて一人ずつ自己紹介をされていたので、学校の教育がしっかりしていそうだと感じましたし、学生を一から育ててくれそうだと感じたことを覚えています。また、自分と同じように社会人経験者もいるということも分かって安心しましたし、同時に会社にいた頃とは違って自分より若い子たちとも一緒にいることで刺激を受けられるんじゃないかと楽しみにしていました。

 実際に入学してみて、思い切って一歩を踏み出して良かったと思っています。環境は大きく変わりましたが、マイナスになったことはないですし、環境を変えたことで出会える人の幅も増え、勉強だけではなく新しく学ぶことにもたくさん出会えています。また、将来の仕事のことについてお互いに真剣に話せる場があることや、大学とは違いクラス制なので皆でまとまって団結力を高められる機会があることも嬉しいです。学園祭で皆でクラスTシャツを作ったりしたときも本当に楽しかったんですよ。

 

【将来の夢は「感謝し、感謝されるセラピスト」】

 医療分野へキャリアチェンジをしましたが、将来的にはやはり自分が学んできたバリアフリーの知識も活かしたいと思っています。そのため、現在は在宅リハビリに興味を持っていて、患者様と個と個のお付き合いを通してその方の生活からサポートしていけたら嬉しいです。

 そして、深いお付き合いを通して、感謝されるセラピストになりたいですし、またこちらからも「信頼してくれて、お付き合いし続けてくれてありがとうございます」と感謝のできるセラピストになりたいです。

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このブログ記事について

このページは、横浜リハビリテーション専門学校Blog管理者が2013年3月25日 18:59に書いたブログ記事です。

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