2014年3月アーカイブ

 新4年生はいよいよ4月から長期(8週間×2回)の臨床実習に入りますが、実習・国家試験の受験勉強と並行して行っていくのが、就職活動です。本日は就職活動に関する心構えや活動方法などについて、就職活動のプロと先輩から伝授して頂きました。
 まずは岩崎学園就職指導部の原部長より、就職活動の心構えについてのお話を聞きました。岩崎学園就職指導部は、学園全ての学生さんの就職活動をサポートする、まさに就職活動支援の"プロ"組織です。

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平成24年度は、本校の卒業生98名(PT64名・OT34名)に対して全国から4,207名(PT2,068名、OT2,139名)の求人が寄せられました。【注1】平成25年度もこれを上回ると予想されます。納得のできる就職先を見つけて内定を勝ち取るには、「好調」なリハビリ分野の就職だからこそ、チャンスを掴む積極的な行動が求められます。民間企業へのより厳しい就職状況を知るプロの方から、チャンスを掴むために、いつ、何をすればよいか的確なアドバイスを頂きました。

【注1】2014横浜リハビリテーション専門学校保護者・進路指導教員用入学案内P3より抜粋。2013年1月取材。

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 続いて、作業療法学科・理学療法学科の両学科長より、就職活動における諸注意と、気持ちの準備についてのお話を聞きました。作業療法学科の水島学科長からは「"チャンス君の後ろ頭はハゲ"と言うことわざにもあるように、自分の前にやって来たチャンスに気づいてタイミング良く掴むことが大切。気づかずに手を出さずにいたら、後ろからそれを掴むことは出来ない。」とユーモアを交えて、早い行動の大切さについて学びました。rock
 先生方のお話の後、就職支援担当より「就職のてびき」を使って、具体的な活動方法についての説明を聞きました。

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病院見学の申し込み方法、身だしなみチェック、履歴書の書き方など、「就職のてびき」には就職活動に関する様々な貴重な情報が掲載されています。shine

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 次に今春セラピストとして社会に出る卒業生が、自身の就職活動に関する体験談を話してくれました。大学病院に内定を頂いた先輩からは、病院見学ではリハビリチームがどのような勉強会をしているか、学術大会への参加など、自身の知識や技術を高められる環境かどうかを入念にリサーチしたとのお話がありました。

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実習先の病院に内定を頂いた先輩からは、2回の長期実習の合間を利用して積極的に活動を行い、早々に内定を頂くことで、国家試験勉強に集中する時間を作ることが出来たという体験談が聞けました。

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精神科の病院に内定を頂いた先輩は、自分が担当したい領域から選び、通勤方法や給与面、福利厚生など、病院見学では沢山の質問をして、納得できた所に内定を頂けたと話してくれました。

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整形外科の病院に内定を頂いた先輩は、プロのセラピストである学校の先生からのアドバイスで、自分の進むべき道が明確になったそうです

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 その後、先輩達はそれぞれのブースに相談に来た後輩達の質問に答えてくれました。
4年生は臨床実習・就職活動・国家試験と、まさに学校生活の集大成。納得の出来る結果を出すため、学校全体でのサポート体制を確認しました。rock

  前のエントリで既にご紹介した入学予定者対象のプレップ(入学前準備)ゼミ。3月9日(日)に3回シリーズの最終回を開催しました。本日はまず映像と先生の説明で、横リハ学生の1日、そして各学年でどのように過ごすのかを知りました。自主ゼミや学園祭の画像を見て、皆これからの学生生活を具体的にイメージしていたようです。今回の担当は、人間発達学・小児領域の理学療法を担当する田中 千恵先生。

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  その後、「ちょっぴりPT/OT体験」と題し、言葉で伝えることの難しさを体験する「ブラインドライティング・ブラインドウォーク」を皆で行いました。ブラインドライティングは、目隠しをして筆記用具でスタート地点から終わりまではみ出すことなく線をひけるようにする体験です。3人1組で、「ひたすら自己練習」「細かい指示をもらう」「はみ出した時のみ修正をもらう」人に分かれて行います。

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↑ これが教材。目隠しをして、この枠の中をはみ出すことなく線を引いていきます。

まずは全員で練習。rock

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ものすごく難しそうに思えるのですが、皆結構上手く引けています!shine

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指示を出す人は、どうすれば上手く相手に伝わるか、タイミングや言葉を考えながら伝えていきます。

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 次に同じく3人1組でブラインドウォークを実施しました。ブラインドウォークは目隠しをして、誘導者の誘導で指定通路を障害物にぶつからないように通り、元の場所に戻る体験です。実施者、誘導者、見守り者の役割を決め、誘導者は実施者に手を触れず言葉のみで誘導します。危険な時には見守り者が手を出して助けられるように準備をしておきます。こちらがルート。障害物も多く、方向転換も難しそうです...。sweat01

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グループが決まったら、早速スタート!どう誘導していくは、グループ皆で協力して考えます。

↓壁を使って、実施者が真っ直ぐに進めるよう工夫しています。

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転倒などがないように、教職員が教室や階段、廊下でちゃんと見守っています。confident

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実施者が障害物にぶつからないよう、見守り者がサポートに入っている様子。

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階段ではまず実施者がちゃんと手すりを掴めたか確認して、上る前に何段あるかを伝えていました。

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実施者が上りやすいように、指示者は横で「1段、2段、...後少しですよ。」と伝えていました。

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チームワークで見事ゴール!「やったね!」と、皆でハイタッチ!happy02

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 ブラインドライティングやブラインドウォークで目隠しをしていても自分の身体がどのように動いているかわかるのは何故だったのか?最後に先生が、それは深部感覚という感覚が関わっていることを教えてくれました。もしもその感覚が障がいを負ってしまったどうなってしまうのか?脳のどこが障害されることで感覚障がいが出現するのか?これから学んでいくことを、少しだけ先生が教えてくれました。confident

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 今回は皆で一緒に学ぶ楽しさと、言葉で伝える難しさをしっかりと学んだようです。
さて、本年度の入学予定者対象のプレップ(入学前準備)ゼミはこれで終了。来年もこの場所にたくさんのセラピストを志望する人たちが集うことを楽しみに待っています!paper

  3月7日(金)平成25年度卒業式が執り行われ、理学療法学科72名、作業療法学科44名がセラピストとして横リハを巣立っていきました。

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  プロのセラピストになるための4年間は、長く険しい道。挫けそうになったり、泣きたくなるようなこともたくさんあったと思います。でも卒業式のこの日、皆一様に素敵な笑顔で式に臨んでいました。
卒業証書授与に続いて、各賞状の授与がありました。
岩崎学園特別賞、神奈川県専修学校各種学校協会会長賞、職業教育・キャリア教育財団学習者表彰、全国専門学校体育連盟スポーツ賞、日本理学療法士協会優秀賞、全国リハビリテーション学校協会優秀賞、など総勢9名と、1団体が受賞しました。
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   理事長・学校長の挨拶、祝電披露に続いて、卒業生より卒業記念品目録贈呈がありました。今年度卒業生より贈られた記念品は、「視線入力式意思伝達装置 マイトビー」です。
マイトビーとは、発話によって会話をしたり、手足を使って会話補助装置を利用することが困難の人々が、「目(視線)」を使って文字を書いて読み上げさせたり、Eメールを送ったりすることができる視線入力による意思伝達装置です。神経難病など、運動機能を失った患者様の日常生活活動におけるコミュニケーションを、どうサポートしていくかを学んでいく、重要な教材となります。卒業生の皆様、どうもありがとうございました。
  続いて、在校生からの送辞、卒業生からの答辞が贈られました。

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   卒業生からの答辞では、ここまでの道程を支えてくれた親御さんや家族への感謝の言葉が述べられ、保護者の方々は涙を浮かべて聞いていらっしゃいました。
  そして最後に、卒業生から支えてくれた保護者の方々、先生方へ歌が贈られました。

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   こうして平成25年度卒業式は閉式となりました。横リハ学生らしい、明るさと清々しさを感じられる、素晴らしい卒業式でした。
 そしてこれが彼らのセラピストとしての旅立ちです。学校という温かい場所から巣立つことは不安もたくさんあると思います。でも彼らなら、大丈夫。何故なら、彼らにはかけがえのない「旅の仲間」がいるからです。

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素晴らしい仲間と新しい一歩を踏み出す皆に、力いっぱいの声援を送りたいと思います。
そしてまたプロのセラピストとして、後輩に会いに来てくださいね。

 

平成26年3月9日(日)、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルにて、一般社団法人神奈川県バスケットボール協会年間表彰式が執り行われ、各カテゴリーの優秀選手表彰が行われました。

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 その専門学校部門に於いて、本校から5名(内1名は都合により欠席)が受賞し、表彰されました。この賞は男女其々のポジションに於いて、今年度最も活躍が認められた選手に贈られるものです。

 受賞者を紹介する際に、所属である「横浜リハビリテーション専門学校」の名が5回連続で読み上げられた際はちょっと鳥肌ものでした。

 受賞者の皆さん、おめでとうございます。今後の皆さんの更なるご活躍、期待してますね

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