一般社団法人 神奈川県専修学校各種学校協会が、毎年県内の小・中学生を対象に開催している「夏休みチャレンジスクール」。県内の専門学校で、各校の特色を活かした様々なプログラムに小・中学生が参加し、職業について知ってもらおうというイベントです。
※「夏休みチャレンジスクール」についてもっと詳しく知りたい方はこちら
専門学校だからできる体験型授業で楽しく学べるこのプログラムを、本校も毎年開講しています。昨年は受付開始日の午前中に定員となり、今年も同様に定員となりました。
さて、今年のテーマは"体験して学ぶ!「身体の動きとふしぎ」"と題して、作業療法学科のレクリエーションを取り入れながら人間の五感について学び、模型を見たり触ったりしながら人間の身体について学びました。授業担当は、作業療法士 机 里恵先生と理学療法士 瀬戸山 和彦先生・椎野 直樹先生です。また、参加者をサポートするために、6名の本校作業療法学科の学生さんが、ボランティアで参加してくれました。
前半は作業療法学科 机 里恵先生の五感を学ぶレクリエーションです。視覚を使ってフルーツバスケット、嗅覚・触覚を使った目隠しゲーム、そしてバランス感覚を使ったゲームをしました。
目隠しをした参加者に臭いを嗅いでもらって、チームで相談して、それが何だったのかを当ててもらいます。...どうやらこれは鼻がツーンとするだけではなく、涙も出てきそうな野菜のようです。何だか分るかな?
こちらは聴覚を使うゲーム。目隠しした鬼から上手く逃げてゴールにたどり着けるかな?
音を使って鬼をおびき寄せて、その隙にゴールを目指します!
こちらは触覚を使うゲーム。箱の中には何が入っているか、触って確かめます。
「丸くて、ザラザラしている」フルーツだったようですが...何だか分るかな?
最後はバランス感覚を使ったゲーム。ユラユラ揺れる台の上で、ラケットに載ったボールを落とさないようにします。ボールを落としてしまった方が負けなのですが、参加者のみんなはとても上手で、接戦でした!
たっぷり動いたので、少し休憩して後半は、理学療法学科 瀬戸山 和彦先生と椎野 直樹先生の模型で学ぶ「身体のふしぎ」です。プリントと模型を使って、人間の身体がどうなっているのか、みんなが生きていくためにそれぞれの内臓がどのような役割を担っているのかを学びました。こうして見ると、人間の身体は全て複雑につながっていることが分ります。つまり、どこかが傷つくと他の色々なところにも影響が出て来るということです。
みんな積極的に質問しています。先生も楽しくなってきました!
先生の説明が終わったら、学生さんの解説を聞きながら、模型に触ってみます。
学生さんは日頃の勉強の成果、出せたかな?
人間の身体の中はとても複雑。全ての身体の部分を正しく組み立てないと完成しません。
みんな一所懸命、先生に言われたことを思い出しながら完成させていきます。
3時間というとても長い時間でしたが、参加者のみんなは一所懸命取り組んでいました。
今日の体験を通して参加者のみんなは、人間の身体は、その一つひとつがとても大切であることを学んでくれたと思います。
もしもどれか一つの感覚を失ってしまったら、どれか一つの内臓が傷ついてしまったら、今まで当たり前のようにできていたことができなくなってしまいます。
そのような方々に対して、私たちができることを考えていきたいし、参加者のみんながこれからの生活の中で考えてくれたら、私たち横リハも嬉しいです。