2月15日(日)、第2回プレップゼミを実施しました。今回は第1回より更に多い100名弱の入学予定者が参加。第2回は、作業療法士 内山博之先生が担当しました。
まずは、今回から参加する人に向けて来年度担任を務める先生方の自己紹介からスタート。本日は研修で参加出来ない理学療法士 森岡由美先生もビデオレターで皆さんに自己紹介していました。次に、同じテーブルのグループで自己紹介をします。「過去→現在→未来」と話しの流れを考えて、相手が自分を理解しやすいよう話します。
今回初めての参加者も打ち解けたところで、今回のテーマ「ちょこっと解剖生理学~身体で遊ぼう!~」のメニューに入ります。まずはセラピストとして欠かせない「骨学」の勉強をしました。先生が問題を出し、各自テーブルに用意された人骨模型の中から答えを探し、最後に骨を並べてみました。
次に人間の「感覚」を使ったゲームをしました。まずは背中に指で文字を書いて、その言葉を伝達していくゲームです。簡単な言葉なのですが、これが結構難しい...。視覚や聴覚を使わずに文字を伝達していくのは、なかなか大変です。
手のひらでなぞってみたり、ヒントをもらったりするのですが...どのグループも全員に伝達するのにとても時間がかかっていました。
続いて、前の人の肩に手を置き、相手の動きを感じたらそれに応じて同じ動きをしていきます。上下、左右など、まるでダンスパフォーマンスのようです。2番目以降の人達は目を瞑っているので、触覚や平衡感覚を使って前の人の動きに呼応しなくてはいけません。
更に視覚を使って、速く回る縄を見ながら上手に縄跳びをします。いわゆる「大縄跳び」ですが、やり慣れていないと入るタイミングが掴めず難しいようです。
最後にグループ対抗車イスリレーをしました。それぞれ右手足・左手足のみ、そしてアンカーは両手のみで操作すると言う制約がある状況で、自分で車イスを操作します。
この日の授業は、皆で身体を動かすことが多かったので、笑い声が絶えず、皆でかけ声をかけたり、チームワークもバッチリでした。これから4年間、楽しいことも辛いことも共に体験していく仲間と入学前から打ち解けられる良い機会になったと思います。
もちろんそれだけではなく、患者様が身体で感じていることを自身の身体で感じる機会でもありました。車イスから見える、いつもとは違う景色。身体が動かしにくい状況で車イスを操作する大変さ。眼や耳に頼りがちな日常の中で、「感じる」とはどういう事なのか、様々な体験を通して、「患者様が何を感じ、何を思うのか」を学べたと思います。ぜひこの体験を、これからの勉強に活かしてくださいね皆さん!
次回3月8日(日)第3回「ちょこっと横リハ生活~他者の気持ちを理解しよう!~」はプレップゼミの最終回です。本校入試合格者の皆さん!ゼヒ次回のゼミでお会いしましょう!