臨床実習の最近のブログ記事

  定期テスト期間を終え、横リハは『特別授業期間』になりました。特別授業期間には、実習前に復習しておきたい実技を練習したり、臨床現場で役立つ知識を学ぶなど、学生と相談し、より実践的な学習に取り組むことが出来ます。学年を超えて、先輩が後輩に教える授業など、毎年様々なメニューで積極的に実施しています。
 今回はこれから長期の臨床実習を控えた作業療法学科3年生の特別授業の様子をお伝えします。実際に患者様を診るための知識を、実技を交えて現役で活躍する卒業生から教わりました!

ゲスト講師は、本校作業療法学科11期卒業生 玖島弘規(くしま ひろき)さんです。

IMG_2914.jpg
  玖島さんは現在 横浜市内の総合病院で作業療法士として、主に急性期の脳卒中の患者様のリハビリを担当しています。急性期とは、病気などを発症してあまり時間が経っていない状況で、経過が短く、容態が変化しやすい時期を指します。また、急性期リハビリテーションとは、発症してからできる限り早い段階で行うため、患者様の容態は安定していない場合も多く、リスク管理をしっかりと行いながらリハビリテーションを提供していく必要があります。

IMG_2902.jpg

   本日の特別授業では、急性期の脳卒中の患者様を診る際に必要な知識を教えて頂きました。まずは玖島さんの学生時代の担任だった松本先生が患者様役となって、玖島さんが実技を交えながら解説をしてくれました。例えば急性期の患者様は点滴をしていたり、心電図などモニターに繋がっているケースが多いので、身体を動かす際には誤って点滴が外れてしまうようなことがないよう、安全にリハビリのできる環境の確認を行います。その上で、患者様の意識ははっきりしているか、呼びかけに応えられるかどうかなどを確認していきます。

IMG_2908.jpg

  そして手足がどれ位動かせるか、また感覚はどうかなどを確認していきます。患者様が会話ができるようであれば、確認しながら家族構成や以前別の病気を発症したことがあったかなどの情報収集も行っていきます。
 このような確認を、寝ている状態や座っている状態などで診ていきますが、どちらの状態でもまず大切なことは、患者様が楽な状態で寝られているか、座れているかを確認することだと玖島さんが教えてくれました。また、急性期の患者様を診る際には、積極的により多くの情報収集を行う必要があるとのことでした。

  長期の臨床実習を控えた学生さん達は真剣にメモを取って、話を聞いていました。先輩の解説後、グループに分かれて実践し、最後に皆の前で発表しました。患者様を診る知識は臨床実習においてとても重要な知識です。正確に患者様の状態を把握できれば、どんなリハビリを行うか計画を立て、どのような結果が導き出せるかを予測していくことが可能となります。多くの学生さん達が勉強の成果を皆の前で発表することが出来ていたと、担任の松本先生がおっしゃっていました。
 それでも臨床現場では、学校では予想がつかないことがたくさん起きます。そんな状況になった時に為に、どんな準備や心構えをしたらよいかなどを玖島さんが話してくれました。
 先生、先輩、そして仲間たち...皆で支え合いながら、彼らはこれから長期の臨床実習に向かいます。

いっきに涼しくなり、すごしやすくなってきましたね

あまりにも急に涼しくなったので、少し寂しくもありますが

横リハは後期授業が開始になりました!

学生さんの元気な姿が見られてうれしく思います。

 

9月の特別授業期間で本校の学生は病院などに臨床実習に出ます。

実習地は病院ですのであまり取材はできないのですが

1年作業療法学科では横リハのお隣にある東戸塚保育園で実習が行われましたので

その模様お伝えします。

東戸塚保育園

こちらが東戸塚保育園です。

0歳から5歳までの園児が遊びながらたくさんのことを学んでいます。

とにかく、かわいいです。

保育園実習2

実習の内容はとにかく一緒に遊ぶ!なんでもやる!です。

ただ一緒に遊んでいるだけでも大きくなるにつれてできることが増えて、

遊びが変わっていくことがわかります。

 

保育園実習1

なぜ保育園での実習が必要なのでしょうか。

それは、「正常」がわからないと「異常」がわからないからです。

特にに子供や赤ちゃんは大人とは体の機能や構造が全然違います。

大人が当たり前にできることができなかったり

逆に大人になるとなくなってしまうような機能もあります。

元気な子供と遊ぶことでまず正常児のことを知ることが重要なんですね~

 

作業療法士には「遊び」という活動の中からたくさんの情報を読み取っていく必要があるのです。

 

保育園実習3

掃除もします!!

大変だったけど子供のかわいさに癒された本校の学生でした。

 

東戸塚保育園の園児のみなさん、どうもありがとうございました!

 

【関連記事】

のんちゃん活動報告 人間発達学

作業療法学科の授業風景

62日(土)に4年生の8週間の実習が終了しました!

今日は実習後のセミナーで症例報告をする日です。

4年作業療法学科のセミナーにお邪魔しました。

H240604semi1.jpg

皆さん、それぞれ、少し太ったり、痩せたり、若干肌荒れしたり・・・ですがとにかく元気そうでよかったです!

 

今日は3年生もセミナーに参加し、先輩たちの実習での経験を聴いていました。

来年はみんなの番ですね!

 

 

セミナーの様子を一部ご紹介します。 

 

統合失調症と認知症の患者様を担当。

H240604semi2.jpg

教科書に載っている症状と様子が違う患者様を担当したり、思うようにできないこともたくさんあるということを身をもって体験したようです。

 

ピック病(認知症の一種)の患者様を担当。 

H240604semi3.jpg

机の上では学べない貴重な体験をして、また一歩セラピストに近づきましたね!

担任も誇らしいことでしょう!!

H240604semi5.jpg

 

また来週から第Ⅱ期実習が始まります。

また皆さんが元気に帰ってくるのを先生方と一緒にお待ちしております!

H240604semi6.jpg

Ⅰ期がお留守番だった学生さんからの裸の大将風(?)メッセージ。

寂しかったんだなぁ。

公式ページ

  • 横浜リハビリテーション専門学校
  • 横リハをフォロー!

資料請求

本校の入学案内書や最新のイベント情報をお届けします

イベント申込

学校説明会や体験イベントのお申込 学校説明会

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち臨床実習カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは理学療法の授業風景です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。