☆うた録り。☆
YDAミュージック科、フジワラ先生のコラムです!
今日はボーカルレコーディングのお話です♪
楽器ができなくても、楽譜が読めなくても、「歌うこと」はほとんどの人ができると思います。
つまり音楽の原点!
今回は「ボーカルのレコーディング」の様子についての話。
皆さんもカラオケで歌うにはマイクを使いますよね?
正確にはマイクロフォンといいます。「音=空気の振動を電気信号に変換する」装置のことですが…
今回は難しいことは抜き!
マイクにはいくつかのタイプがありますが、細かくは次の機会にお話します。
早速ボーカルレコーディングの様子を見てみましょう。よく見るのがこの写真のようなものだと思います。
皆さんもなんとなく見たことのある人は多いのではないでしょうか。
でもカラオケ屋さんの様子とはちょっと違いますね。
マイクのカタチもなんとなく違うし、ヘッドフォンもしてるし…と、
ここまではなんとなく分かると思いますがよく見ると「これ何!?」というものがあります!
マイクとボーカリストの間のにある黒くて丸いもの。
これを「ポップガード」といいます。
ストッキングの生地と同じようなもので作られていたり、金属製のものもあったりします。
役割は大きく3点
1、マイクの吹かれを防ぐ
2、マイクを湿気から防ぐ
3、マイクとボーカリストの距離を適度に保つ
1 について
写真のようなボーカルのレコーディングで使うマイクはかなり感度が高いものです。
そこで「Fu~」なんて歌ってみると当然マイクに息がかかりますね。これが大問題なのです。
マイク「空気の振動」を捕らえるわけですがさすがに吹いてしまうと「振動」の域を超えてしまい、
結果的に「ブフォっ」というノイズがレコーディングされてしまいます。
ポップガードはこのような強い息の流れをさえぎる役割をしています。
2 について
マイクは湿気に弱いんです。日本は特に湿気も多いですから保管にも気を使います。
レコーディング中の湿気といえば…ボーカルの唾!
歌がエキサイトすればするほどそのキケンは増します!!
ポップガードはこのようなものもガードしてくれるんです。
3 について
マイクは録音する対象との距離によって結構音が変わってきます。
マイクをセッティングする場合にはそこが一番難しいんですが…
せっかく調整してもやっぱりマイクに近づいちゃうボーカリストもいるんですよね…という愚痴はともかく、
こんなボーカリストの場合でも近づきすぎを防いでくれるのもポップガードの隠れた役割だったりします。
↓今日のコラムを書いてくれたフジワラ先生です↓
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とか
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という人は、ぜひともYDAに遊びに来てください。
フジワラ先生はいつでもさわやかな笑顔でみなさんをお待ちしていますよ!