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2007年10月16日

☆ヨーグルトを食べながら授業?☆

教務部のアサノです。ゲームやWebを勉強する1年生がこんな授業を受けています。後期から始まった「情報デザイン」という授業の一環です。
「オブザベーション(観察法)」という、新しいデザイン教育法で、その製品を使う人の立場に立ってデザインすると「使い易い」「分かり易い」製品を作ることができます。更には「今までにない経験」を消費者に与えることができるという考え方です。

今回は、ヨーグルトのカップを題材にして、より使い易い、より魅力的なデザインを考えようという授業です。

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まずは一人ずつ、ヨーグルトを食べてもらい、周りで観察します。ちょっと恥ずかしいかな。

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蓋が破れないように、丁寧に開ける人も。

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その行動を、「作業ステップ」という履歴に書き出して行きます。
慣れた学生だと、ヨーグルトを食べる過程を20数段階にも切り分けます。

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それを元に「どこが使いにくいのか」「問題点はどこにある?」と検討を行います。

 
 
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次に、こんな人にこんなシチュエーションで使ってもらいたいと、対象者を絞り込みます。

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それだけデータが揃ったら、はじめてデザインを考えます。

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おお、できたできた。これを全員の前で、「なぜそうなったのか。」根拠を説明しながら発表です。

たった180分間の授業ですが、最新式のデザイン理論を学べたようですね。ヨーグルトも食べたし、面白かったらしいですよ。


学生の感想は-

よく、我が家もお母さんがヨーグルトを買ってきますが、今回食べてみて容器のそこの出っ張りがいかに邪魔かを実感しました。普段、気づかないようなことも、改めて見直してみると新たな発見がありますね。

対象者は25歳OLの女性。対象を決めるとみんなの意見が出てきやすいな、と実感。案外男の子の意見は私にないものがあって、とても参考になったと思います。

プレゼンは、私がしました。すごく緊張して頭真っ白・・・とりあえず噛まないようにがんばりました。

まだ授業は2回目ですが、今回の授業で班の仲が少し深まった気がします。この調子で最後までいきたいです。