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2008年7月 3日

☆箱根合宿に行ってきました。☆

Web科担当教員のトクナガです。
このブログでは初お目見え?です。
宜しくお願いします。

■合宿に行ってきました
さてさて、このたび我がWeb科の学生を引き連れ箱根研修所に合宿に行ってきました!
そうそう、実は岩崎学園は箱根に研修所を持っているんです。
これがまあ綺麗で、賭け流しの温泉もあってとても快適だったりします・・・。

まあそれはさておき、前述の通り6月14~15日の土日を使って、
1~2年生合同の合宿に行ってきたのです。

■1日目
JR小田原駅からバスに乗ること一時間。
なが~いバスの後に待っていた合宿最初のイベントは・・・

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そう、バーベキュー!(芦ノ湖キャンプ村)

10人用の台を二つ借りて、2チームに分かれてやったのですが、ここで単純に1年生と2年生で分かれても面白くない。というわけで、2年生と1年生のペアをつくり、そのペアを基本にチームを組みました。こうすることで、日ごろ頻繁にコミュニケーションを取ることのない2年生と1年生が、共同作業によってコミュニケーションを取り出す、という算段です。

■研修その1「外部講師による講義」さてさて、皆で楽しくバーベキューでお腹一杯になった後は、
研修所で研修の本格スタートです。

最初の研修は外部講師の棚橋さんによる「Web制作のプロセスについて」の講義.。
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この方は、Web業界の超有名人、棚橋弘季さんです!
そう、実は、この合宿には特別講師として外部の方をお呼びしていたのです。
今回の合宿で特別講師をお願いしたら、快く引き受けていただいてご参加いただけることになりました。棚橋さんは、大手Web制作会社ミツエーリンクスにてWebマーケティングのお仕事をなさった後、現在は株式会社イードにてWebの領域にとどまらず一般商品も含めたトータルなマーケティングのお仕事をなさってる凄い方です。5月に本も出版されています。すごい・・・・。


■研修その2「スパゲッティキャンチレバー」
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さて、次の研修は・・・YDAアサノ先生による
「スパゲッティー・キャンチレバー」

スパゲッティ・・・なんぞや?と思う方がたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
この名前を学生に伝えたとき、学生は皆「夕食の名前かと思った」と言っていたぐらいですから・・・。
もちろん、夕食でもましてや夜食でもありません。
列記とした「ワークショップ」です。

■ワークショップとは
ある特定のテーマや課題に沿ってWORK(身体を動かして)+SHOP(作ったものを公開する場)のこと。学校のような講義とは違い、参加者が主体的に活動をしながら、たくさんの人々と交流することによって、新しい「気づき」を得るための場、体験するための場です。

何をするかというと、テーブルの端からスパゲティをつないでいって、床につかないようにキャンチレバー(片側のみが固定された橋のようなもの)をつくり、その長さを競うのです。

■ルール
・二人一組
・設計図は書かない
・時間は30分

さて、開始!・・・・
してみると、10チーム中ほとんどが床についてしまい失敗。(私も失敗してしまいました・・・・)
どこが悪かったのかを話し合って、二回戦をやってみると、なんと10チーム中8チームが成功。最高記録も一気に伸びました。凄いですね。
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■二日目
続いて、2日目です。

二日目は眠い目をこすりながら皆で起きて朝ごはんを食べた後、
棚橋さんによるワークショップです。

■研修その3「感性幾何学」その名も「感性幾何学」

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幾何学というとなにやら難しそうな感じがしますが、
決してそんなことはありません(うまくやるのは難しいですが・・・)。
ルールは簡単です。

■ルール
・正円や長方形、二等辺三角形等の基本図形のみ使用可
・ただし3種類まで
・かならず3つ図形を使う(多くても少なくても反則)

このルールで、紙に特定のテーマについての絵をかきます。
今回のお題は1回目が「うま」「らくだ」、2回目が「箱根」「横浜」でした。

皆黙々と書いてます。
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書いた後は、それぞれの机をまわって、審査して投票します。
審査対象は「グランプリ」「アイディア」「美しさ」。
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結果発表!
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二回行ったのですが、なんと二回とも同じ学生がグランプリを取りました。
天才現る・・・・??

このワークショップでは「限られた材料でいかに自分の思い描いたものを表現するか」ということの難しさと、「自分の伝えたいものを表現するのに、自分が頭に描いたもので相手に伝わるのかどうか」ということを考える必要性を学ぶことができます。例えば、「箱根」というもの相手にを伝えたいとき、山や湖を並べれば相手にそれが伝わるのか、もっと他のイメージの方が伝わるのか、といったことです。

これは、デザインには凄く重要なことで、自分が「こういうデザインならわかりやすいはず」と思っても、それが伝わらないことが多々あります。それは、「デザインの表現力が足りない」のか「表現する内容そのものが間違っている」のか、どちらかがほとんどです。このワークショップと同じですよね。


最後に、皆で研修所の片づけをして、研修所を後に。
研修所の前で記念撮影をして研修合宿の終了!!
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皆、凄く楽しかったそうです。
引率した私もとても楽しかったです。