みなさん、こんにちは!
fカレッジ教務課、ジュエリー&アクセサリー科担当のオカベです。
先日(といってももう昨年のことになりますが・・・)11月下旬に、
ジュエリー&アクセサリー科では、特別講義を実施しました。
今回の内容は「ガラス工芸」です。
ガラス工芸と一口に言っても、いろいろな技法があり、
大きく分けるとホットワークとコールドワークの二つに分類されます。
ホットワークとは、加熱して溶けたガラスを成形する技法のことです。
例えば、宙吹きガラス、キルンワーク、バーナーワーク、ホットキャストなど・・・。
また、コールドワークは、冷めて固まっているガラスを加工する技法です。
例えば、サンドブラスト、ガラスエッチング、カットグラス、グラヴィール、ダイヤモンドポイント、ステンドグラスなど・・・。
日本ではガラス工芸と言うと、ホットワークの宙吹きガラスやコールドワークのステンドガラスなどが有名ですね。
これらの技法は、それぞれ単独で用いられる場合もあれば、複数を組み合わせて用いられる場合もあります。
今回の特別講義「ガラス工芸」では、ホットワークに分類される、バーナーワークを中心に先生にお伺いします。バーナーワークとは、直接火でガラスを熔かして整形していく技法です。
(社)日本クラフトデザイン協会会員のガラス工芸作家である、松村潔さんを講師としてお招きしました。
色々なガラスについての知識やジュエリー、アクセサリーへ向けての可能性についてお話いただきました。
また、講義後は「デモンストレーション」で職人技を見せていただき、個々に実技指導もしていただきました。
今回、松村先生の使用するガラスは、「パイレックス」というガラスです。
軽くて丈夫なため、非常にアクセサリーに向いています。
高度な技術が必要な種類のため、まだ主流ではありませんが、注目の種類です。
特に、ジュエリーアクセサリーの分野において、大いに発展していく可能性がありそうです。
当日の様子です。先生のプロフェッショナルな技術に圧巻です!
ガラスが溶ける時はとても眩しいので、保護めがねをかけます。
実演して完成した作品です。
学生たちも体験させていただきました。
学生たちは「初めてガラスさわる~ふあん~」と心配していましたが、
実際に体験してみると、改めて先生の技術の高さを実感!
「むずかしぃぃぃ!」
しかし先生の優しい指導のもと、かわいいリングが出来ました!
このようにジュエリー&アクセサリー科では年に2,3回現場で活躍されている方をお招きして、特別講義を実施しています。
色々な分野を覗くことで、デザインの可能性がどんどんを広がっていくでしょう。
沢山吸収して自分を磨いてください!
みんなガンバレ~!
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