こんにちは、ファッションデザイン科教員の畑野です
今回は、6月27日に行われました妊婦体験の特別講義の様子をお届けします。
なぜこのようなデモンストレーションを行ったかというと、今回講義をして下さった、神奈川工科大学の小坂崇之 助教 博士(工学)より、「妊婦体験用のジャケット(体験者が装着するもの)を学生達にデザイン・製作をお願いできないか」という依頼を縁があって声を掛けて頂いたからです"
名乗りを挙げたのがファッションデザイン科久保さんと守屋さんの2名
そこで、製作するにあたり、まずは体験レッツトライという事でファッションデザイン科2、3年生を対象に講義を行って頂きました。
小坂助教は、妊娠中の女性の大変さを、どれだけの人が理解しているか?大きくなっていくお腹での階段の上り降り、洗濯や掃除など身体的負担等を体験して知ってもらえれば、妊婦に対して優しく、また生まれてくる子供に対して愛情を持って育てる事ができるのでは。という想いから「Mommy Tummy」を研究し開発されたそうです。
男女、子供問わず装着すれば、みんなが体験できるんですしかも妊娠初期から育っていく過程、胎児の重さや温かさ、胎動などが体験できるって小坂先生は、凄いですよね
早速体験した学生と先生を紹介~
まずは3年生、後藤君から!
小坂先生から「おめでとうございます、妊娠されています」と言われました。
テレビの画面から赤ちゃんが見えますね~
2分ぐらいで10ヶ月になりましたよ。
赤ちゃんが生まれる体勢になっています、画面で分かりますか?
お腹も胸も大きくなり、"おーお腹、蹴ってる""すごー"の連発でした。
景中先生から"良かったね"と言われ、無意識にお腹をさすっていますよ不思議ですね。
寝ている体制から、起き上がる大変さを体験しています。
"無理無理~"と悲鳴をあげています
小坂先生がわざとペンを落としても、そのペンを拾うことすら、困難でした。
後藤君のコメント
「体験をしてみて、妊婦さんの気持ちが分かった気がします。立っているだけでも、腰に負担がかかり、大変でした。疲れやストレスも溜まるだろうと思いました。でも、母親の気持ちが分かり、自分は男ですが、お腹に赤ちゃんがいると思うと優しい気持ちになりました。出産するとさみしくなるというのも少し理解できました。女性が羨ましいなって思い、体験できて本当に良かった。今後は電車などで妊婦さんを見かけたら席を譲るなど優しく接しようと思いました。」
つづいて佐々木先生も、
"お―蹴ってる""凄―い興奮していました。
続いて3年生、齊藤(妊婦役)&日野(緑の夫役)夫婦
興奮して、手が挙がっていますねー
夫役の日野さんは、赤ちゃんが動かない方を装着していますがかなりの重さです。
生まれますよ~
やっぱり自然とお腹をかばっている様子です。
"ほら横から見てもこんなに大きくなってる
"
齊藤さんのコメント
「小坂先生がすごくおもしろかったです。友達が今妊娠中でどんなものかと思っていたので、体験ができてよかった。あんなに重いとやっぱり大変だと思いました。お腹を蹴ってくる感じがくすぐったかった。小坂先生が手作りで作って、開発していると聞いて驚きました。私が将来妊娠したら、今回の体験と比較したら、楽しいだろうと思いました。」
日野さんのコメント
「より多くの男性が妊婦体験をして、普段から妊婦さんに優しくしてあげて欲しいと思いました」
最後は製作する事になったデザイン科2年生の久保さんと守屋さんです。
体験後は、妊婦さんに対する意識も加わり、2人ともやる気満々です
先生との打ち合わせは、メモを取って真剣に聞いていました。完成予定は7月下旬男性用女性用子供用の3点を作る予定です。
機能性重視+可愛らしさも備わった、小坂先生が満足して頂けるような作品ができるように2人共頑張りましょうね
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