☆論理的思考を高める授業☆
教務部のアサノです。今日は「論理的思考を高める授業」の話をします。デザイナーというのは、どちらかと言うと「右脳型」の感性が重視される職業と思われがちですが。最近のコンピュータを使った、ゲームやWebの制作には「左脳型」の論理的思考が重要視されるようになってきました。
今回紹介する「情報デザイン」の授業では、その論理的思考を楽しく学ぼうというものです。
授業は「身近にある、電子機器やソフトウェアの使いにくさ」の理由と改善案を考えるという課題をやりました。
まずは「ブレーンストーミング」という、アメリカの広告代理店で開発された、創造性開発の方法で、「使いにくい対象」を決めます。
続いて「635法」という、ドイツで考えられた方法でその理由と改善案を抽出します。この方法は、人前で議論するのが苦手なドイツ人のために考えられた、誰にでも考えをまとめることの出来る優れた技術です。
途中で先生から学生に質問。「ブレーンストーミングと635法とでは、どちらの方が使いやすく効果的ですか?」
「635法だと思う人?」
「ハーイ!」
おお、大多数の人が「635法」は良いと思ったみたいですね。でもこの技術は、あまり使っている学校さんは少ないですよ。