fカレブログ

2006年11月15日
 ■  老人ホームを訪問して

ビューティーコーディネート科1年のOです。

先日私たちは、老人ホームを訪問してメイクの実習をしてきました。

普段、学校の中で同年代の友人しかメイクをしていない私たちが、いきなり老人ホームに行って、
礼儀正しく出来るかとても不安でした。

でも、老人ホームに着いて、入り口で待っている時、職員の方が、
「みなさん、楽しみにしてます、よろしくお願いしますね!」と、声をかけてくれたので、
少し緊張が解けました。

中に入って、セッティングをしていると、おばあちゃんが2,3人入ってきました。
私たちが緊張しているのが伝わって、気を使ってくれたのか、おばあちゃんたちは、
席に案内する前に自分からテーブルの前に座ってくれました。

みんな最初は会話も手つきもぎこちなかったけど、
時間が経つにつれて段々慣れて、話も弾んできました。

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おばあちゃんだけだと思っていたら、おじいちゃんが入ってきて、
私の所に座りました。
おじいちゃんには何をしてあげれば良いんだろう?
と考えていたら、
「手がつっていて困ってる」と言ってくれたので、
ハンドマッサージをすることにしました。

おじいちゃんの手は、ビックリするほど冷たく、小さくて、少し力を入れて握ったら、
折れてしまいそうでした。
ゆっくりマッサージを行っていくと、冷たかった手が、温かくなってきました。
私の緊張が手から伝わったのか、おじいちゃんは自分の話をしてくれました。

マッサージが終わると、
「つってたのが治って楽になったよ、ありがとう。」
と満面の笑顔で言ってくれたので、なんだか気恥ずかしくなりました。

実習が終わって、玄関で靴を履き替えていると、おばあちゃんたちが寄ってきて、
「ありがとう」「楽しかった」「また来てね」と言ってくれて、凄く嬉しかったです。

玄関に出て、ふと上を見上げると、私がマッサージしたおじいちゃんが、
ベランダから手を振っていました。

今回の実習は、全く知らない人にメイクをするということだけでなく、
心の面でも成長したように感じました。

投稿者 yfc_blog : 2006年11月15日 18:14

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