こんにちは、ジュエリー＆アクセサリー科2年のN・Iです
私の作品が『NPO法人京都古布保存会主催の帯留めコンテスト』でなんと
最優秀賞を受賞しました
↑の写真が私の制作した帯留めで、タイトルは"遊色の烏賊"です。
※帯留めというのは着物の帯につける飾りのことを言います。
受賞の知らせが来た時は、まさか自分の作品がそのような賞に選ばれるとは思っていなかったため大変驚きました
見ての通りモチーフはイカであるため、私自身が好きで可愛いと思っていても賞を貰えるほど共感して頂けるとは思ってもいなかったのです。
このような名誉ある賞を頂けて本当に嬉しいですし、自分だけでなく相手にも好きになってもらえるような表現が出来たことが、これまでの学校生活で学んだことが活かされた結果なのではないかと思っています
さて、この"遊色の烏賊"について少し詳しいお話をします。
今回の帯留めコンテストへの応募は授業の一貫として行われ、まずはデザインを考え、コンテストの応募規定に従ってサイズなどを決めていきました
帯留めを作ると言われた時点で「イカにしよう
」とひらめいていたので、そのまま直感に任せて制作しました。（帯留めのイカはコウイカをモチーフに作っています）
コウイカはカメレオンのように体の色を変化させて周囲に溶け込んで自分の姿を見えなくする特技を持ちます。その特性を表現したくて、色の美しいガラスを採用しました。ガラスも手作りです！
このガラスには表面に特殊な加工がしており、オパールの遊色効果のように見る角度によって色が変わって見えます
↑の写真がはめ込む前のガラスです。同じ種類のガラスを使用していますが、粒の大きさや光の当たり方によって色がそれぞれ異なっているように見えます。
触手の部分の丸みなどを細く綺麗に表現する事に苦労しました。ガラスとシルバーを組み合わせるのも初めてでしたし、ガラスがぴったり入るように穴を調整するのも根気のいる作業でした。それでも、自分の頭の中に明確なイメージを持って制作できたので、非常に楽しかったです
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