横浜医療情報専門学校ブログ

2009年2月28日
 ■  情報工学科卒業生の近況(その3)

情報工学科の仲久保です。
卒研発表会には毎年卒業生が来てくれます。在校生の発表は楽しみなのですが、卒業生と会えることもまたとても楽しみなイベントです。今回は平成15年卒業のOBの紹介です。

左から中野君、平井君、西田君です。
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中野君はコアテクノ(株)に所属し、NTTの通信研究所で仕事をしています。グループリーダを取りまとめる主任です。平井君は(株)テクノブレーンに所属し、携帯電話やカーナビなどの組込みシステムのバリバリの開発エンジニアです。

この2人は平成14年度の卒研発表会では最優秀賞をとり、その作品は平成15年度の経済産業省のプログラムコンテストでも入賞しました。
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作品は「Palzer」というパケットアナライザの開発です。「ネットワークは見えないからわからない。じゃあネットワークの中をのぞいて見えるようにしてみよう。」・・・ということで開発したソフトです。赤坂の全日空ホテルで行われた授賞式には、2人は就職先からかけつけ、僕は入院していた病院から点滴の針をテープで固定して参加しました。

西田君は、平成13年の2年次に分野別課題研究で作成したソフトが平成14年経済産業省プログラムコンテストで優秀賞を受賞しました。HTML作成支援ソフト「HTMLprepare」です。「初心者にやさしく、使っていくうちにホームページの構成や目的に合ったタグをどんどん理解していけるようなHTML支援ソフトがほしい」・・・ということで開発したソフトです。一旦ソフト会社に就職しましたが、今はデザイナとして独立しつつあります。

彼らの卒業研究は、「なぜだろう」「なんでこうなるの」「こういうものがあるといいのにな」を出発点にしたソフト開発でした。研究とは難しいテーマを追いかけることばかりではありません。身近なところにテーマが転がっています。

自分が「おもしろそう」と感じたことを、先入観にとらわれたり、頭でっかちな理屈に振り回されたりせずに、納得のいくように追いかけてみるときっといい研究になります。

来年はどんな卒研が出てくるか楽しみです。

投稿者 iscs_blog : 2009年2月28日 11:51

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