今回の体験イベントは、
6月に行い、大好評
心理学入門「パーソナル・スペース」
第二弾です。
高校生の皆さんもたくさん参加してくれましたが、
本校の学生9名がお手伝いをしてくれました。
やり方は・・・、
円の真ん中に立った人に向かって、
ほかの人が前後左右から順番にゆっくり近づいていきます。
真ん中の人が、何となくこれ以上近づかれると嫌だな、
と思ったところで「ストップ」をかけて、
2人の間の距離を測ります。
ときには「ストップ」をかける前に思わず手があがったり、
のけぞったりして、身体が拒否!してしまうことも。
でも中には、
くっつかれてもぜんぜん平気!とか
くっつかれるまで気づかなかった、とか。
女の子同士では結構よくある光景です
一方・・・
初対面が超苦手な学生Kくんの場合。
「近づく人は、相手の顔を見てね」と説明していたにもかかわらず・・・、
後ろからなのにもかかわらず・・・、
目線を上げられません。
近づいていくほうなのに緊張してます。
そんなKくんに、後ろから人が近づくと、
思いっきり身体が拒否!
近づいてくる人がどんなにかわいくてもダメ。
でも、初対面の人に対してある程度のパーソナル・スペースを取ることは、
礼儀としても正しいことです。
「無神経な人」って、
たいていは「パーソナル・スペース荒らし」なんです。
さて、今回は+αということで、
距離だけでなく、「位置」についても考えてもらいました。
いすを使って、正面、90度、隣、背中合わせの
種類座ってみてもらいました。
感想は人それぞれ。
90度が楽、という人もいれば、
背中合わせが楽、という人もいました。
自分にとってリラックスする位置、
逆に緊張する位置を知っておくことも、
人とのコミュニケーションを考えるときに役立ちます。
こうした相手との距離や位置は、
コミュニケーション場面での重要な要素です。
コミュニケーションが大切な仕事の一部である保育士をめざす皆さんには、
ぜひさまざまな側面からコミュニケーションについて考えてほしいと思います。