・年生合同の実習報告会が行われました。
発表者は、2月に児童福祉施設実習に行った年生の代表6名です。
まずは、校長先生のご挨拶。
それぞれ、園の概要・記憶に残るエピソード・実習前後での自分の成長や変化・後輩へのメッセージを、パワーポイントを使ってわかりやすく発表してくれました。
まずは、母子生活支援施設で実習をした加藤さん。
「実習をしてみて自分が最も成長したことは、子どもの行動に対して、その子の家庭環境や生育暦、言動の本来の意味を考え接し、支援を行えるようになったことです。2年生のみなさん、ホントに体調管理は大切です。それは、身体だけでなく、大丈夫かな?!って不安になってしまう心の管理も大切です。不安になったら先生や先輩に話を聞いてもらうなど自分なりの不安解消法を見つけてください。」
次に、知的障害児施設で実習をしてきた浅井さんです。
「"やってあげなきゃ"は、その人のやりたいやってみようという自主性・主体性といった本人の意思を阻害していたと気づきました。また、できることはたくさんある。私たちと何も変わらないんだと思いました。」
.保育所と施設では関わり方の違いはありますか?
という質問に
「生活してきた背景が異なり、施設の子どもの中には被虐待児も多くいます。家に帰りたくても帰れない子も多い。でも、笑顔は一緒だから、笑顔で接することは大切だと思う。だから子どもたちとたくさん関わって思いきり楽しんでほしいです。」
乳児院で実習をしてきた鈴木さん。
「子どものためし行動に対してどこまで受容すればいいの?」と悩んだこともあったけれど、その子どもの背景や状況を知ることで言動の意味が分かってきました。
また、保護者からの電話にもじっくりと丁寧に対応している職員をみて、そこまでの信頼関係を作る時間と労力を感じました。
質疑応答では、
.乳児院で入所・退所が多かったのはなぜですか?
.私は児童養護施設に実習に行きましたが、乳児院と児童養護施設との連携はありますか?
などがありました。