情報科学専門学校公式ブログ
2007年1月24日
 ■  ユニバーサルサービス~ビジネス秘書科~

ビジネス秘書科の教員ホミです。
横浜にある、介護老人施設に行ってきました。そこは、みなとみらいが一望できる高台にありました。

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ビジネス秘書科では、「ユニバーサルサービス」という授業で、高齢者や障害者の理解を深め、介助について学んでいます。今回2年生が、卒業を前に学んだことが少しでも役に立てればと思い、伺いました。 若い女性たちが来たことに少々驚いていたおじいちゃん。おばあちゃん。
でも、すぐに皆さん集まってきてくださり、(ほとんどの方が車椅子です)一緒に、あやとりやおはじき、折り紙などをし、お手玉の作り方まで教えてもらいました。 おばあちゃん:「おねぇさん、ここを返し縫いしてちょうだい」ホミ:「(返し縫い???)は~い(^o^)丿・・・できましたぁ。」
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おばあちゃん:「あらら、こんな縫い方をしちゃ・・・」ホミ:「えっっっ・・・」 ・・・というやりとりをしながらも、なんとかお手玉は作れました。

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\(^o^)/ しかし、完成したお手玉の中から、詰めた小豆がポロリポロリ・・・(゜_゜) (これでも家庭科の成績は5だったのにぃ・・・^_^;)

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おばあちゃん:「小豆がでちゃったわ」と違うおねぇさんに声を掛け、明るいTさん:「本当ですねぇ。私が縫い直します!(それにしても、ひどいなぁこのお手玉・・・誰が作ったの?(ーー;)) それでも、おばあちゃんは「かわいくできたわねぇ」と言って、とっても喜んでくれました。 それから、事前に練習していった「上を向いて歩こう」や「幸せなら手をたたこう」、「リンゴの唄」などの歌を皆さんと楽しく歌うことができました。 自分のおじいちゃん、おばあちゃん以外の高齢者の方と接する良い機会でした。皆さんも高齢者の方を大切に。(^.^)/~~~

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2007年1月22日
 ■  日本銀行へ行ってきました!お金の隠された謎を解く。

フィナンシャルビジネス科科教員のやまぐです。
昨日、フィナンシャルビジネス科2年生を連れて日本銀行横浜支店へ行ってきました!
「日本銀行ってどんなことしているの?」
日本銀行は、国が管理している金融機関で、日本で唯一お金(正しくは「日本銀行券」と呼ぶ)を発行しています。
その他、傷んだ紙幣や硬貨のチェックも行ったりしています。 最初に会議室で職員から日本銀行の仕組みのお話を伺いました。また、本物に極めて近い偽札(紙の素材は同じで印刷されていない紙幣)を触らせてもらいました。 みなさんは、下の2つの写真の紙幣はいくら分だと思いますか?

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答え:上の写真は1億円、下の写真は40億円です!!ちなみに紙幣は下の写真の方の形に整理して金庫に保管しているそうです。 その後、発券課の見学をしました。残念ながらここでの撮影は禁止でした。焼け焦げた紙幣のチェックや、民間の銀行員が現金を受け取りに来ている様子を見学しました。現金を扱っているので、厳重な警備の元、作業をしていました。 そしてまた会議室に戻り、紙幣の偽造防止技術について説明がありました。紙幣に印字している日本銀行印をセンサーに当てると印が光る技術が施されていることを教えてもらい、実際に学生が持っていた紙幣を使って試してみました。

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その他、紙幣の右下部分に凹凸があり、目の見えない人にも紙幣の分類が出来たり、紙幣を虫眼鏡を使ってよ~くみるととっても小さく、「NIPPONGINKO」と書いてあることも教えてもらいました。 お土産として、ひどい傷みが原因で効力を無くした紙幣の屑を頂きました。

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おかねの隠されたヒミツが分かった一日となりました(^-^)v

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2007年1月 9日
 ■  小さいコンピュータ

情報セキュリティ学科担当の教員、石田です。 いよいよ2007年が始まりましたが、今回は「小さいコンピュータ」についてのお話を。 小さいコンピュータといえば、ノートパソコン。世界最初の本格的なノートパソコンは、1989年に登場した東芝のDynaBookというコンピュータで、当時としては画期的なサイズのコンピュータでした。 DynaBookの登場以降、ノートパソコンが本格的に使われるようになり、情報科学専門学校でも、入学した学生に「ノートパソコン」を1台ずつ貸与する制度がスタートしましたが、学生に貸与した最初のノートパソコンの重さはなんと「3キロ」以上。これを毎日学校まで持ってこなくてはいけないのですから大変です。実際「重い~」という学生の声も多くありました。ちょうど同じころ、自分も初めてノートパソコンを買ったのですが、これも3キロ以上の重さがありました。学生と同じように、鞄にコンピュータを忍ばせて通勤していたので、当時の学生の気持ちはよくわかります。 さて、今の学生に貸与しているノートパソコンはというと、重さが1.3キロ弱と、最初に貸与したノートPCの半分以下になっています。
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市販されているノートパソコンの中にはこれよりも軽いものもあり、「UMPC(ウルトラモバイルPC)」と呼ばれるコンピュータは、約800グラム程度になります。しかし、世の中には更に軽いコンピュータがあります。もはや「ノートパソコン」とは呼べないのですが、一部の携帯電話やPHSには、パソコンのソフトであるWindowsを搭載したものがあり、こちらはなんと重さが200グラム弱。キーボードも付いていたりするので、ノートPCの代わりとして使えるかも。もちろん電子メールだけでなく、普通のPC用のインターネットのWebページなんかも見ることもできます。性能だけで言えば、自分が最初に買ったノートパソコンよりもはるかに上です。(写真は自分が最近買ったPHSです)

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「ウェアラブルコンピュータ」という言葉があります。この言葉が指すのは文字通り「身につけて持ち運びできるコンピュータ」で、携帯電話や携帯ゲーム機があてはまります。ウェアラブルコンピュータの研究は確実に進んでおり、「腕時計に内蔵させたコンピュータ」で、「眼鏡のレンズに投影された画面」を見ながら、「キーボードの代わりに手袋型の入力装置」を使って、「指を動かして情報を入力」する。こんなSF映画に出てきそうな場面も、すでに現実のものになっているのです。

そういえば、最近発売されたゲーム機のWiiも、コントローラを傾けたり振ったりしてゲームができるようになっていますね。 ところで、「究極のウェアラブルコンピュータ」は、いったいどんな姿をしていると思いますか?
これに関して、一つの答えの可能性を示しているSF小説があります。「2001年宇宙の旅」で有名なアーサー・C・クラークが、完結編として書いた「3001年終局への旅」の中に出てくる、「ブレインキャップ」です。
この装置は、いわば「人間用の外部メモリ」で、頭にかぶって脳と直結して使うことで、自分が見聞きした内容を覚えさせたり、考えるだけで他のネットワークに接続して情報を検索したりできるという、究極のウェアラブルコンピュータといえるでしょう。(2001年を見たことがあり、まだこの作品を読んだことがない方は、是非読んでみてください。意外なあの人が主人公です) ノートパソコンや携帯電話など、世の中のあらゆるものはどんどん小型化していきます。これから10年後、コンピュータをはじめとするさまざまな機械は、どのくらいのサイズにまで小型化されているのでしょうか。

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